ボイラ水冷壁管を高温硫化腐食から守る、経済性と施工性に優れた耐硫化腐食スプレーコーティング
石炭・石油火力発電のコア部分であるボイラの水冷壁管は、過酷な環境条件下にあり硫化腐食による減肉が問題となっています。水冷壁管に穴が開いてしまうと蒸気が漏れ出し、発電所の稼働停止につながってしまいます。
従来は、減肉の激しい部分では水冷壁管の交換や、ヒビを削って肉盛り溶接をしたり、金属溶射皮膜を施す対策しかありませんでしたが、これらはコストも高く、施工期間もかかります。
火力発電所の稼働率が高い日本では、年々定検期間が短くなり、溶接業者も工程と逼迫しています。
この問題を解決すべく、電力中央研究所が開発した耐硫化腐食塗料のスプレー式コーディング技術「クリーピーコート」は、これらの対策よりもはるかに短工期で施工が可能で、経済性にも優れており、火力発電所の稼働率向上につながります。
冨士レジン工業では、この度電力中央研究所様とクリーピーコートの技術提携を結び、従来のフジフレークライニングだけでなく、クリーピーコートも併せて火力発電所へ積極展開しています。