フェノール樹脂は、合成樹脂のなかでも、もっとも古い歴史をもち、1872年ドイツのバイヤー氏によって発明され、アメリカのベークランド氏によって実用化された樹脂で、わが国でもベークライトの名称で、電気機器・食器などに古くから利用されています。 この樹脂を焼き付けてコーティングに使用する技術も昭和13年頃から一部に行われ、当社の創業(昭和26年)のころまでは、樹脂ライニングといえばフェノール樹脂のほかになかったのであります。
防食ライニングを日本で1933年に着手し、その技術を世界に知らしめたのは本荘耐酸化学機械(株)でした。
先駆者としてその名を不動のものにし、今日に至っています。
2004年に同じく防食のパイオニアで、製品製造や技術面で協力関係にありました弊社が商標・製造・販売を継承いたしました。
フェノール樹脂の主な特長は、皮膜が堅固で、膨潤やはく離することなく、耐摩耗性も強く、耐薬品的には、酸と溶剤に強く、耐熱は、液の場合は150℃、ガスの場合は180℃に耐えます。